11月5日、
馬頭琴奏者・美炎さん、パーカッション担当のドラマー・前田さんのお二人が、楽器を携えて棚田を訪問して下さいました。
2011年から毎年続けてきた馬頭琴コンサート「美炎・馬頭琴の調べ」。
コンサート開催時に駐車場の案内や受付などをお願いしている里守人スタッフは、美炎さんの音楽をじっくり聞けない人も多いため、開催をお休みしたこの機会にぜひ、とお二人がミニコンサートを開いて下さいました。
前日の午後から夜にかけて棚田周辺には雨が沢山降りましたのでちょっと心配しましたが、当日は朝から晴れ。演奏が始まった午後には陽射しが暑いくらいの陽気になりました。
思い思いに集まった地元の皆さんがステージ前の畔に座り、いつもは客席となる位置で美炎さんと前田さんが紡ぐ音楽を楽しませていただきました。
主催者はと言うと、10月半ばから土日が来るたび、
「うん、今日のこのお天気なら開催可」、「今日は最高のコンサート日和」などと、
お休みをいただいているにもかかわらず、なんだかソワソワな秋を過ごしておりました。
11年の間に染みついた習慣というか・・・来年の開催に向けてのウォーミングアップかな(笑)
動画制作プロジェクトの纐纈あや監督も、カメラを持って駆けつけて下さいました。
コロナ禍で辛い期間が長く続いた中で、撮影も予想以上に難航。今年6月には一先ずクランクアップしておりますが、今回は急遽追加撮影に来て下さいました。
棚田へ続く仕事道には、この時期に花が咲く小さなキッコウハグマ。
センブリの花も咲いていました。薬草になる植物です。
里のチャ(お茶の木)の生垣に絡むカラスウリの実も真っ赤です。
秋も深まり、山の棚田はこれから静かな冬を迎えます。 (ヒロクラフト・廣田♀)