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撮影日記④ 実り豊かな秋を迎えて

昨年2021年7月の撮影報告以来、だいぶ長いこと時間が空いてしまいましたことを、心よりお詫び申し上げます。

翌8月から再び緊急事態宣言が再び発令されたことで、10月のコンサートまでは撮影に伺えませんでしたが、11月から12月にかけて、晩秋を迎える梅平の日常風景を数回にわたって撮影させていただきました。


【廣田家の干し柿作り】

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重晴さん宅で収穫された蜂屋柿。今年は少なめだったとのことですが、350個ほどになりました。一日がかりで干し柿にする廣田夫妻。



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この日、クロはずっと作業している人たちのそばにいました。


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【棚田で結婚記念の写真撮影!】

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梅平出身の孝徳さんが、めでたくご結婚の運びとなり、妻のいづみさんと棚田で記念撮影をするというので、映像班も立ち会わせていただきました。11月初旬の秋晴れの中、白いドレスが棚田の風景に映えていました。なんと最後には、美炎さんからのサプライズ生演奏も!



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軒先で柿の皮、小豆、サツマイモが干されていました。

干し柿づくりで出た柿の皮は、干してたくあん漬けの糠に混ぜて甘みと色付けに使うそうです。



【貞子さんのぼた餅づくり】

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念願の貞子さんのぼた餅づくり!前日から水につけておいた小豆を、七輪でじっくりことこと煮て、濾して、さらに練ってこし餡に。半日かけて、手間暇かけて出来上がったつやっつやのぼた餅は、何個でも食べられるおいしさ!ああ、また食べたい…。最高のご馳走です。


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【昭一さんの注連縄づくり】

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神事用の注連縄は普段使いとは逆の左縄。何度見ても、頭がこんがらがってしまいます。年の暮れに神棚とご仏壇に飾り、正月明けて1月のどんと焼きで燃やします。この神事用の注連縄を作るために、毎年、青いうちに稲をいくらか刈り取って保存しておきます。



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朝、家の人が起きてくるのをじっと待つミケ


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(撮影:廣田美千香さん)

畑の脇をちびっことおばあちゃんたちがお散歩



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(撮影:廣田美千香さん)

薪で沸かしていた五右衛門風呂をもう使わなくなったから、と廣田家に薪の差し入れにきた邦男さん。御年85歳。


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(撮影:廣田美千香さん)

HIROCRAFT工房にて。中学に進学したお子さんのお祝いにという、オーダーメイドの書棚です。いよいよ仕上げ作業。


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年が明けてから今現在は、編集作業を進めながら、’20年、’21年共に足を運ぶことができなかった4月、5月の撮影でクランクアップしたいと考えています。


2019年の夏に立ち上がった映像制作プロジェクトですが、正直、3年越しの取り組みになるとは想像もしていませんでした。当初の完成目標である2021年春を通り越し、未だ撮影を続けていることに、梅平のみなさんにも、応援いただいているみなさまにも、申し訳ない気持ちばかりが先立ってしまっていましたが、今は、ここまでにいただいた時間を通して、見えてくるものがよりクリアに、当たり前と思ってきたことがより豊かに、映像の中に見出せる喜びを感じながら、完成に向けて進んでいます。


長きにわたり、みなさまに映像制作にお付き合いいただいていることに、心から感謝申し上げます!



纐纈あや


 
 
 

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【「10月26日 空の宴」中止のお知らせ】(10月25日 10時発表)

これまで各種の天気予報を確認し、一縷の望みを持って開催の可能性を探ってまいりましたが、残念ながら雨の影響は避けられないと判断し、中止とさせていただきます。 ご予約くださった皆さまには、大変残念なお気持ちかと存じますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。 またいつか、棚田で馬頭琴の音色をお楽しみいただける日を心よりお待ちしています。

 
 
 

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馬頭の棚田を吹きぬける

 心地よい風にのせて

 © 2011「美炎・馬頭琴の調べ」

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