こんにちは。
風薫る５月となり、栃木県那珂川町の里山では木々の緑が眩しい季節を迎えております。
「美炎・馬頭琴の調べ」の会場になる棚田では、今年もシゲルさんの米作りの作業が始まり、GWには田植えも無事に終りました。
さて、毎年秋に開催してきた棚田での馬頭琴コンサートですが、すでに沢山の方からお問い合わせを頂いており、とても嬉しくありがたく、また恐縮もしております。
昨年のコンサート終了後から、今年の開催方法等について様々検討を重ねてきたのですが、この度ようやく「今秋のコンサート開催は一旦お休みするのが最善」という事で、考えがまとまりました事を、ここで皆さまにお伝えさせていただきます。
このコンサートは2011年の初回以降、会場準備や当日の運営に「梅平里守人」として地域の方たちのご協力をいただいております。
ただ、初回開催以降11年がたち、私達も含めて地域の方々も等しく11年の歳を重ねましたので、今までと同じやり方では負担も増し、ご迷惑な事も増えるかもしれないという心配も出てきました。
今回お休みする間に、私たちにも地元スタッフの皆さんにも負担の少ない方法を模索して、来年以降も無理せず長く継続できる方法で再スタートできたらと思っています。
また、コロナ以降は「雨天中止」としているため、中止時の経費確保は課題のひとつでした。
昨年はクラウドファンディングによる資金確保を試みた結果、多くの方にご賛同・ご支援いただけたので、安心してコンサートを開催する事が出来ましたが、反面、今後も寄付に頼り続ける事になるのは無理があると思いましたし、何より心苦しいと感じました。
次回はクラウドファンディングに頼らないで、雨天中止時の経費確保ができるような方法を考えようと思っています。
そして、上記の課題を解決しながら、主催者の本業とも両立できる持続可能な運営を目指していきたいと思っています。
毎年の開催を楽しみにして下さっている皆さま、常に気にかけて下さっている皆さま、今年も早々にお問い合わせを下さった皆さまには、その都度あいまいなお答えしかできず、大変失礼いたしました。
私達としましては、今年は「発展的お休み」期間と捉えており、これでおしまいにはしないつもりでおりますので、来年以降の開催を楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。どうか、忘れないで、そして開催の折にはぜひまたお出でいただけますよう、謹んでお願い申し上げます。
次回「美炎・馬頭琴の調べ」を棚田でご一緒できる日を、私たちも楽しみにして参りたいと思います。
2022年5月8日 ヒロクラフト 廣田充伸・美千香
＜追記＞
2019年秋から始まりまったドキュメンタリー映像「里守人と馬頭琴」（仮題）制作プロジェクトは、コロナの影響により撮影が滞り完成が遅れています。（応援下さった方々へのＤＶＤの返礼はもうしばらくお待ちください。）
ただ、その分、纐纈あや監督と石井和彦カメラマンには３年に渡り梅平に通っていただき、当初の予定よりもじっくりと丁寧に撮影していただいています。
お二人の発案で、完成に向けて撮影の報告やサイドストーリー等を公開するＦＢページが立ち上がりました。
完成までの間、その過程も含めて楽しみながらお待ちいただけたら幸いです。
映像制作プロジェクトは、沢山の方々の応援で運営されていますが、ＤＶＤ完成までの資金はまだ十分ではありません。
馬頭琴コンサートと共に、ドキュメンタリー映像制作の応援もしていただけると大変嬉しいです。
